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四四  イエズスはあらしを静められた


 ある日のこと、イエズスさまは湖を渡ろうとして、弟子たちといっしょに小舟におのりになりましたが、つかれて舟の中で眠ってしまわれました。

 すると、突風が湖に吹きおろしてきたので、舟は水をかぶって危険になりました。弟子たちは恐ろしさの余り、そばに寄ってきてイエズスさまを起こし、「主よ、お助けください。私たちは死にそうです」と言いました。

 するとイエズスさまはかれらに、「なぜこわがるのか、信仰の薄い者たちよ」とおっしゃいました。それから起き上がって、風と海とをおしかりになると、たちまち大なぎになりました。弟子たちは驚いて、「このかたはどういう人なのだろう、風も海も従わせるとは!」と言いあいました。


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